コラム

【陰茎痛】ちんちん・ペニスが痛い、赤い、かゆいなどの異常は何が原因?

『ちんちんが赤い・腫れてる・痛い・かゆい』

突然そんな症状が出てきたら驚きますよね。

今回は、そんな症状が出た際の原因・対処方法について紹介していきます。

陰茎痛で考えられる病気

見た目に異常はないんだけど、おしっこをする際に痛い・なんだかズキズキするという方は以下のような病気が考えられます。

・ 陰茎癌

・ 尿道炎

・ 尿路結石

これらの病気には見た目に出るケースもありますが、出ないケースもあります。

見た目に出ていなくても、異常を感じた場合は、早期受診をすることを強くオススメします。

陰茎に異常(痛い、赤い、かゆい)がある原因

陰茎(ちんちん)の見た目に異常がある場合は、亀頭包皮炎である可能性が高いです。

亀頭包皮炎とは、陰茎の先の亀頭とその周囲の包皮が傷付いたり、不潔な状態だったことで細菌やウイルスなどに感染して起こる症状のことです。

亀頭包皮炎にはおよそ3つの種類があります。

・細菌性
・真菌性(カンジダなど)
・ウイルス性(ヘルペス)

それぞれ症状・治療方法が異なるので一つずつ見ていきましょう。

細菌性亀頭包皮炎

細菌性亀頭包皮炎は、性行為や自慰行為によって出来た傷から細菌に感染し発症することが多いです。

異常がある方のほとんどは、この細菌性亀頭包皮炎であることが多いです。

細菌性亀頭包皮炎の症状

細菌性亀頭包皮炎の症状は、亀頭と包皮に強い赤みが生じ、時には膿が出ます。

さらに治療をせずに放置すると、皮膚が縦に裂けるなど起きる可能性があります。

他の亀頭包皮炎との違いは、赤みが強いことです。

対処方法

亀頭包皮炎の種類によって治療方法が異なるため、まずは原因を特定する必要があります。

上記のような症状の場合、細菌性である可能性が高いですが、原因となる菌の特定を行わなければなりません。

市販薬などで治療を考えたとしても、検査もなく原因菌を特定することは困難なため必ず病院を受診するようお願いします。

検査後、抗生剤の塗り薬・症状が強い場合は飲み薬によって、1〜2週間程度で完治します。

上記治療で症状の改善が見られない場合は、真菌性である可能性もあるので再度受診するようにしましょう。

真菌性亀頭包皮炎

真菌性亀頭包皮炎は、真菌(カビ)が亀頭と包皮に感染することで起こります。

真菌の代表例で言えば、カンジダが該当します。

多くの方は、性行為によって感染するものと捉えがちですが実は違います。

真菌は誰でも保有している常在菌というもので、性行為を行なっていなくとも感染することがあります。

感染する原因は様々ですが、自慰行為や性行為によって陰茎に傷がつき、免疫能力が低下しているなどのキッカケで感染することが多いようです。

この真菌性亀頭包皮炎は、治りにくく根気のいる治療が必要です。

真菌性亀頭包皮炎の症状

真菌性亀頭包皮炎は、細菌性亀頭包皮炎と比べて赤みが薄い特徴があります。

ただ見た目だけで判断することは難しく、検査によって原因菌を特定することになります。

対処方法

先ほど述べた様に、見た目で特定することは難しいため検査を行う必要があります。

検査後、抗真菌薬の塗り薬・症状が強い場合は飲み薬によって治療します。

治療期間は少なくとも1~2ヶ月かかるため根気よく治療する必要があります。

見た目では炎症が治り問題ないと思っても、再発する可能性があります。

真菌は皮膚の奥まで根をはっているため治ったと思ってからもしばらく治療を続けるようにしましょう。

ウイルス性(ヘルペス)亀頭包皮炎

ウィルス性(ヘルペス)亀頭包皮炎は、現在の医療では完治することができません。

そのため症状を抑える薬を飲み、症状の再発を抑えていくという治療になります。

原因は、性交渉やオーラルセックス(フェラチオなど)によることが多く、症状が出ている時には他人へ移る可能性があります。

ウイルス性(ヘルペス)亀頭包皮炎の症状

感染後、初回の発症時に強く症状が出ることが多く、強い痛み・全身の倦怠感などがあります。

対処方法

先程も述べたように、現在の医療では完治することができません。(ヘルペスウイルス症状改善後も神経節に潜伏するため)

そのためヘルペスウイルスが増殖しないように「抗ヘルペスウイルス薬」を使用します。

「抗ヘルペスウイルス薬」は、ノーベル賞をもらった画期的な治療薬で、多くの場合5日間の内服とぬり薬の投与で症状がおさまります。

ただヘルペスウイルスは神経節に潜伏しており、精神的なストレスや体調悪化により再発してしまうことがあるため、注意しておきましょう。

まとめ

陰茎(ちんちん・ペニス)が痛い、赤い、かゆいなどの異常がある際の原因や、対処方法について紹介しましたがいかがでしたでしょうか?

手っ取り早く市販薬を使いたくなる気持ちはわかりますが、原因菌がわかっていない場合その行為は症状を悪化させる原因となります。

必ず病院へ受診し、原因菌を特定する検査を行い適切な治療を行ってください。

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