コラム

【ズキズキ・ヒリヒリ】陰部の痛みは何が原因?検査や治療方法をご紹介

『陰部がなんだかヒリヒリする・ズキズキと痛みが出る』

こんな症状に悩まされていませんか?

今回は、そんな症状が出た際の原因・対処方法・検査や治療法などについて紹介していきます。

陰部とは

そもそも陰部とは、男性なら亀頭、包皮、陰茎など、女性なら大陰唇、小陰唇、膣などをさしています。ちなみに、女性の体の外に出ている生殖器を外陰部(がいいんぶ)といいます。

陰部の痛みの原因

陰部の痛みの原因となる病気は複数あります。

全てを紹介するのは難しいので、今回は代表的な3つを紹介します。

症状などに当てはまるかどうか参考にしてみてください。

膀胱炎(ぼうこうえん)

排尿時に痛みを起こす最も一般的な病気は膀胱炎です。男性はなりにくい病気とされており、患者の多くが女性です。

膀胱炎は、尿意をガマンしたり、冷えやストレス、疲労が原因で起こります。

放っておくと炎症が腎盂にまで拡大し、腎盂腎炎を引き起こす可能性があります。

酷くなると発熱や腰の方まで痛みが広がるため早期治療が必要です。

尿道炎(にょうどうえん)

男性が、排尿時に痛みを感じる場合は尿道炎が多いとされています。

尿道炎とは、おしっこの通り道(尿道)が炎症を起こす病気です。女性の場合は、膀胱炎と合わせて発症する事が多く尿道炎のみで発症することは稀です。

症状が悪化すると膿が出たり、頻尿(ひんにょう)になったりしていきます。

膀胱炎と同じく早期治療が必要です。

性病(性感染症)

性病にかかることで痛みを感じる事があります。

性病と言っても様々な種類の病原菌が存在しており、治療方法も違っています。

以下に症状と考えられる病気についてまとめました。

男性

気になる症状 考えられる性病
亀頭付近が赤くなり、かゆみがある カンジダ
排尿時に痛みがある・膿が出る クラミジア/淋病/トリコモナス
異臭がある・臭いがいつもと違う マイコプラズマ/ウレアプラズマ/クラミジア/淋病/梅毒/トリコモナス/ヘルペス/カンジダ/一般細菌
水ぶくれ・小さなブツブツがある 梅毒/ヘルペス/カンジダ/一般細菌
ズキズキする痛み・かゆみ マイコプラズマ/ウレアプラズマ/クラミジア/淋病/梅毒/トリコモナス/ヘルペス/カンジダ/一般細菌
腫れている・痛みがある マイコプラズマ/ウレアプラズマ/クラミジア/淋病梅毒/トリコモナス/ヘルペス/カンジダ/一般細菌
太もも付け根あたりのリンパ節が腫れる・発熱 梅毒/性器ヘルペス

女性

気になる症状 考えられる性病
性器周辺にかゆみや痛みを感じる  トリコモナス/カンジダ/性器ヘルペス
排尿時に痛みがある・膿が出る 性器ヘルペス/淋病
あわ状で臭いの強いおりものが出る トリコモナス
酒粕状・カッテージチーズ状のおりものが出る カンジダ
おりものが多く、痛い 淋病/クラミジア
イボができる 尖圭コンジローム
太もも付け根あたりのリンパ節が腫れる・発熱 梅毒/性器ヘルペス

当てはまりそうな症状があれば、性病検査を行うことをオススメします。

医療機関に行くのはちょっと、検査だけしたいという方は郵送検査・医療機関に行って早く治したいという方は医療機関を以下のリンクより検索してください。

最寄りのクリニックはこちらから

性病の郵送検査についてはこちら

陰部の痛みの検査や治療法

陰部の痛みがある場合、見た目だけでの判断が難しいため『尿検査』を行うことがあります。

他にも、症状がかなり当てはまる場合や思い当たる節(直近での性行為など)がある場合などは性病の検査を行うのもいいでしょう。

忙しくて病院に行く余裕がない、という方には検査キットによる郵送検査なども行うことが可能です。

ただ可能であれば最寄りの医療機関を受診するようにしてください。

最寄りのクリニックはこちらから

性病の郵送検査についてはこちら